活動紹介−議会活動Note

【10.11.09】 名古屋保育短期大学跡地を購入か?

 以前から懸案となっていた、名古屋市立保育短期大学(名保短)跡地(市北西部…平子町地内)を尾張旭市が購入することになりそうです。
 同地は、名保短が97年2月に廃校となった後、長らく利用されていませんでした。名古屋市からの申し出は、約7.7haの土地を、現状のまま(建物がたったまま)3億円でどうですか?というもので、建物の取り壊しには約2億円と見込まれています。

 市議会では、この件を議論するために特別委員会を設置していますが、11月5日に開かれた委員会では、市の財政状況、名古屋市が見積もった2億円という取り壊し費用の妥当性などとともに、将来的に何に使うことが考えられるのかが議論されています。
 党市議団の見解は、?市の財政状況は単年度において3億円程度の支出は問題無いこと。?取り壊し費用については、市の説明から2億あれば足りるであろうこと。?今後の施設の老朽化を考えると、その代替用地として必要性があること。です。
 現在、山下議員(み)のみ購入に反対していますが、その主な理由は?市の財政状況?公共施設用地としては位置的に適さない?利用計画がない。というものです。
 
 市施設の耐用年数は下記の通りですが、施設をいつ更新するかが、建物の延命を行ったとしても課題となってきます。いずれ狭い市域の中でどこに土地を確保できるか?が問題になります。山下議員の指摘する位置的な問題はあると思いますが、当面、緑地保全と建物を造らない方法での利用を行いながら、そして、老朽施設の延命措置もしっかり行いながら、落ち着いて検討してゆけば良いと思います。

主な公共施設の建築年度(市資料から残り耐用年数25年以下のものを抜粋)

施設名 竣工年 耐用年数残
市民会館 S48年 13年
勤労青少年ホーム(南館) S41年 6年
勤労青少年ホーム(北館) S54年 19年
中央公民館 S59年 24年
図書館 S55年 20年
総合体育館 S53年 15年
文化会館 S56年 12年

注:耐用年数残は減価償却資産の耐用年数等に関する省令による。
使えるものは延命して使えば良い。

個人的に思うこと。

 今年竣工した給食センター建て替えのために、市は土地確保にかなり悩んだ様で、それがトラウマになっているようにも思えます。
 個人的には、名保短跡地に隣接する県営住宅の建て替えに、県が高値で買ってくれれば良いのに。などと考えます。それには国の持ち家を優遇する住宅政策の転換が必要かな?国政が揺れているように見えるので、全くあり得ない話ではないと思うのですが。。

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