活動紹介−旭民報

【08.06.12】 旭民報469号 議員定数削減

議員定数削減が僅差で可決 定数21に

 6月10日に開かれた6月市議会本会議に、市議会議員の定数を現在の24人から21人に、3人削減する議員提案が提出され、賛成12、反対11の僅差で可決されました。
 ●議員定数について、昨年市議選後の経過
 ●10日の市議会での反対討論(3名)、賛成討論(2名)の概要を紹介します。

市議選後の経過
 昨年9月、市議会では各議員に対し「議員定数についてどうすべきと考えているか」アンケートを実施し、削減を表明した者が14、現状維持が9、増員が1という結果でした。このアンケートは4月の改選後すぐに始まった議員定数についての議論により実施が決まったもので、結果は市議会のホームページに掲載されています。
 3月議会では、議員定数を8名程度減じる旨の陳情が提出され、賛成8反対15で否決されていますが、削減数が多すぎるとして反対した議員も複数名ありました。
 その後、削減派の議員が会合を重ね6月議会での議員提案に至っています。

幹部職員は歓迎
 本会議終了後、雑談の中で複数の幹部職員から、議員定数削減について「時代の流れ」「仕方がない」などの声が聞かれました。雰囲気としては歓迎ムードです。考えてみれば、市幹部にとって議員定数の削減は、口うるさい議員が少なくなることにつながります。陰でほくそ笑んでいる幹部職員の図は、議員定数削減の意味を一番表しているのかもしれません。ある中堅職員は「議員も削減したから今度は職員もさらに減らせということにならないか」と不安を口にしていました。

反対討論・賛成討論の概要(掲載は討論実施順)

●水野義則議員(市ネ)反対
 経費削減を最優先で考えた場合の私の理想は定数14。改選までは、まだ時間があり、今決めることではないというのが第一の理由。

●坂江章演議員(政新)賛成
 削減は議員にとって苦渋の選択。市民にとって決して良いことではないが、市職員数が削減される中で議員は例外というわけにはいかない。

●大島もえ議員(市ネ)反対
 議員の数は多い方が良い。(議員定数削減を求める声の背景には)財政的な視点、政治不信による議員不要論がある。各議員が民主主義を支える存在としての活動を積み上げてゆくことが大切。(定数削減という)数字を求めるだけで(議員の役割・議会の活性化など)本質にせまった議論がない。

●丹羽栄子(公明)賛成
 安易な削減は様々な民意の反映につながらない可能性もある。改選時に多くの市民から削減を求める声があり、3月の陳情を受けて定数削減という結論に達した。

●川村剛議員(共産)反対
 これまで、理解が得られるなら法定上限30名まで増員すべきだと表明してきた。削減案を受けて2点(新たに)指摘する。
?どの様な議会改革が必要かという議論が優先されるべきだが不足している。
?地域の意見や課題を吸い上げるのは女性議員の方が優れていると感じることがよくあるが、定数削減を行えば女性議員は誕生しづらくなると言える。

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